現在、高校の情報科や大学の情報教育では、「情報=コンピュータ」というイメージが強く、コンピュータの操作法を教えるところが多く、本来教えるべき「社会や人間と情報の関係」についてあまり触れられていないのが現状です。
 これからの情報社会は、いかに生きていくかの基礎的な教養や知識を身につけることが大切です。であり、そのためには、基礎情報学をベースにした情報教育が必要であると私たちは考えました。
 この考え方を普及するために、「基礎情報学研究会」では、基礎情報学をよりやさしく解説したテキスト『生命と機械をつなぐ知―基礎情報学入門』(高陵社書店、京都芸術大学 東北芸術工科大学 出版局 藝術学舎)および高校・大学の教師向けの基礎情報学的情報授業の手引き『生命と機械をつなぐ授業』(高陵社書店)を刊行し、DVD『基礎情報学に基づく高校教科「情報」の指導法』(ジャパンライム株式会社)を発売するとともに勉強会を開いてきました。

(発足当時のコメントです)

 

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